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フロイト精神分析

精神分析というのは、もともとフロイトが始めた精神・神経科の治療法です。(フロイトは医者でした。)

フロイトは初め、ヒステリー(神経症の一種)の治療に催眠を使っていました。しかし、フロイトは催眠が下手でした。それに、催眠で治った神経症的症状は すぐまた元に戻りやすかったために、「自由連想法」という方法を開発しました。

患者はカウチやベッドに横になります。分析医は患者から見えない後ろ側に立ち、患者はそれこそ自由に連想することをしゃべっていきます。分析医は、その 言葉に相づちをうったり、コメントをしたりして、患者が自分の無意識的防衛に気づいていくように援助します。

分析医は職能的中立的な立場に立ちます。いわば非人格的な存在になることで患者の心を分析しようとするのがフロイト派の特徴です。

ロジャースの頃のアメリカでは、精神分析学派の人たちが、自由連想法で分析した解釈を、あまりにも簡単に患者に伝える(解釈投与)ことが多くて、それ で、ロジャースのように違う理論を打ち立てる人が出てきたと言われています。

もともと、ヨーロッパでも、フロイトの精神分析には行動心理学の人たちを中心にかなりの批判があっていました。(行動心理学というのは伝統的な心理学 で、心の中をブラックボックスと見立てて、環境からの刺激とその結果である行動を中心に考えていく心理学です。)

今では、精神分析学派の人たちの考え方も、フロイトの古典的な考え方よりも柔軟になっていると言います。(フロイトの本能重視的な考えから、自我機能の 重視や対象関係{親などの重要な人物を対象と呼びます。}などの重視に移ってきています。)患者に一方的に解釈を与えたりもしないそうです。

正統的な精神分析は、毎日このような自由連想を行い、しかも、何年も精神分析を続けます。

今の日本では、他の心理療法と同じくらいの頻度(週一回くらい)で、また、同じように対面式の面談を行う、精神分析的心理療法を行うセラピストが多いそ うです。

フロイト精神分析理論はこころを「エス(イド)」「超自我」「自我」などのいくつかの機能 に分けて捉えるところに特徴があります。

簡単に言うと

「エス」というのは、生きるエネルギーというか、性的なエネルギーというか、まあそんな感じのもの。

「超自我」というのは、親からの養育で植え付けられた「~するべき」という道徳的な規範意識のようなもの。

そして、「自我」というのが、その「エス」からの突き上げと「超自我スーパーエゴ」の押さえ込みをコントロールするものと考えるわけです。

「こころの中の葛藤」という概念は、このこころの中に異なった機能があって、それらの機能がせめぎ合うというフロイト精神分析の考え方なのです。(例え ば、アドラー派は「心の中の葛藤」をいっさい認めません。)

後年 フロイトは、神経症のトラウマ起源説を自ら否定したり(何人もの患者が語った幼少時の心の傷的記憶が偽物の 記憶であったことが判明したため)、「自我」の働きを重視して、自分のこともすごく制御していました。

フロイトは口内にガンができるのですが、手術をかなりの回数受けたのに、麻酔を精神を濁らせるものとして一切受け付けなかったそうです。そして、痛みに 耐えながら84歳まで生きました。

彼が、自分の課題に生涯をかけて立ち向かっていった人であることには間違いない。フロイトの一生を思うとき、鳥肌が立つほどすばらしいと思う。

 
 
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