交流分析(TA心理学)
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                               目  次
交流分析なら エンカレッジへ
                            1 自我状態          

                            2 ゲーム           

                            3 TA(交流分析)の発展

                            4 TAに助けられた

                            5 他の心理学との融合

                            6 禁止令 逃避口 について

                            7 OK牧場           

                            8 時間の構造化       

                            9 ストローク ストローク 銀行

※最近ブログでもTAのこと書いています。

TA交流分析はエンカレッジへ

1 自 我状態


TA(交流分析)というのは創始者のエリック・バーンが精神分析学会(フロイト派)から入会を拒否されたという経緯から独自に創った臨床心理学の一派で す。

バーンは ポール・フェダーン(自我心理学)やエリック・エリクソン(あの有名な発達段階説の)から教育分析を受けていました。

 TA(交流分析)では、人間の自我状態を「親」「成 人」「子ども」の自我状態に分類して、自我状態の交流を分析します。

自我状態というのは、思考・感情・行動の一貫したもので、

「養育的な親」

「批 判的な親」

「成人」

「反抗的な子ども」

「従順な子ども」
(前者二つを併せて「適応した子ども」とも呼ぶ)

「自由な子ども(自然な子ども)」

「小さな教授」 の七つに分類します。


 七つの自我状態の中で「養育的な親」「成人」「自由な子ども」の三つを効果的な自我状態と呼び、この三つの自我状態を常に使うようになることを目指しま す。(派によっては違う解釈があります。)


 私は「自我状態」というのは、過去の学習によって創り上げた「人間関係上の反応の一式」ととらえています。パターン化した行動一式だと。

バーンは自我状 態のことを「感情と経験の首尾一貫したパターンと、直接それに対応する一定の行動パターンを伴うもの」と定義しています。

 フロイト派の「自我」とTA(交流分析)の「自我状態」が全く別 なものである ことがわかりますね。TA(交流分析)の自我状態はアドラー心理学ととても相性がいいのです。(私の場合)

 なぜならば、個人が「自我状態」を使用していると解釈すれば、うまく説明が付くからです。個人というのは、もちろんアドラー心理学的に人間を全体論的にとらえたときの「主体」のことです。

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2  ゲーム

バーンは、人間交流の中に人間同士の本音の親密な交流を阻む、パターン化された交流があることに気づきました。

これを「ゲーム」と呼び、真実に気づかない 人々はこのゲームの繰り返しの中に生きていて、決して「本物」に気づかないと解釈した。

そしてバーンは、ゲームの分析に労を費やしました。これが交流分析の起こりです。


 例えば、子どもが母親にわざとしかられるような行動をとります。母親も挑発されているのを わかっていながら結局は怒って叱ってしまいます。

 これを子どもの側は「キック ミー」のゲームを行い、母親の側は「さあ、つかまえたぞこの野郎」のゲーム を行った、と見なすのです。

 この「キック、ミー」と「さあ、捕まえたぞこの野郎」の二つのゲームが、他のほとんどのゲームのもとです。

 ゲームの当事者は、いつも自分がこのようなパターン化された行動をしてしまって、「あれ、 またやってしまった。」と感じます。そして、一連のゲームが完了したとき、何とも言えない嫌な感情を覚えるのです。

 幸せに生きるためには、ゲームではなくて、親密な本物の交流が必要なのです。

しかし、物事に直接直面する勇気を失った人々は、「親密な本物の交流」を恐 れ、それを避けるために「ゲーム」を行います。

親密な交流からくる充実した感情の代わりに「嫌な感情」でもって偽の充実感を覚えるのです。

 「ゲーム」は幸せになるには不適切な道具です。

 実はアドラー心理学でも、勇気を失った人が「ほめられ作戦」「注目作戦」「闘争作戦」「復讐作戦」「見捨てられ作戦」を取ることが指摘されていました。

 TA(交流分析)では、その不適切な作戦を交流に注目して別な面から分析したと言えます。

 アドラーも人間関係に着目して、不自然な無意識の構造化を避け ましたが、そういう目に見える部分に着目しているという点では、共通します。

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3 TA心理学(交流分析)の 発展


 バーンの方針により、その弟子や共同研究者たちはバーンの理論のみにこだわらず、

 TA(交流分析)発展の中で、さまざまな理論を展開し、多彩な実践を作り上げてきました。理論や実践 の違いからいくつかの派が存在します。

 再決断派、ロサンゼルス派などがありますが、グールディング夫妻の活躍後、他の派も「再決断」という技 法を使うといわれています。

 日本でも、九州大学心療内科の池見氏の流れの日本交流分析学会(お医者さん中心)と国際 TA協会と濃密な関係のある日本TA協会(アメリカでTAの国際的な資格を取ったカウンセラーが中心になっている。TAAJ)と似た名前だけどノンクリ ティカルの日本交流分析協会(JTAA)という三団体があります。

 私は、日本TA協会に所属しています。

 池見さんの「交流分析」はバーンの流れではありませんが、最近は双方交流があるようです。
 日本TA協会が国際TA協会に属してい ます。日本TA協会がバーンの直接の流れだといえます。


4  TAに助けられた

 僕も酒乱の父親にどう対処していいか分からなかったとき、あるTAのセラピストに助けても らった。

 あのときは本当に地獄から救われたって感じだった。

 一番救われたのは「過去と他人は変えられない。変えられるのは、今の自分だ け。」という部分であると思っている。(あとで勉強したら、これはTA独自のものではなくて、いろんな流派で言い方を変えていわれていることでした。)

 臨床ではゲシュタルト療法との融合が図られているが、非常に多彩なセラピーワークの技術がある。症状の劇的な除去にはすばらしいものがある。

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5 他 の心理学の融合

 交流分析の理論は、後に脚本という概念をとりいれているが、これはアドラー心理学の「ライ フスタイル」を取り入れたもの。アドラー心理学はいろんな心理学に影響を与えているのです。

 バーンの「人生ゲーム入門」なんかを読むと、理論はフロイト派精神分析のにおいが非常に色 濃いのだけど、

 グールディング夫妻はフリッツ・パールズ(そう、あのNLPのもとになった治療家の一人、ゲシュタルト療法の祖)の弟子ででもあったせい か、

 「人間の決断」というとらえ方を主張して、バーンと対立しました。

 フリッツ・パールズはなんと言っても第三潮流の旗手の一人。アドラー心理学から受け 継がれた「全体論」を基調としているから、グールディングの活躍のあたりからかなりアドラー心理学に近くなってきたわけですね。

 最近の治療者の本を読むと(例えば、イアン・スチュアートの「交流分析のカウンセリング」)クライエントの自己決断を非常に重要視しています。

 クライアントの自己決断が大切だというとらえ方は臨床心理学の多くがそのような流れになってきているようです。パールズが人間を「ゲシュタルト」=全体  ととらえるのですから当然で しょうか。

 イアンの脚本分析も「世界観」「自己観」「他者観」の観点から分析する所など、アドラー心理学のライフスタイル分析ととてもよく似ています。同じ頂上に 登っていっているということでしょうか。


 人間という存在は一つしかありません。一つしかない宇宙を理解する物理学の理論が大統一理 論に向かって融合しつつあるように、心理学もこれから融合していくと思います。

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