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アドラー心理学の理論2

 6 全体論
アドラー心理学は正式名称個人心理学(Individual Psychology)といいます。

アドラーというのはこの心理学派を創設した人の名前が、アルフレッド・アドラーと言ったからです。

創始者であるアドラーは、自分の心理学のことを 全体論に則っているからという理由で個人心理学と呼びました。

これには訳があって、Individual PsychologyのIndividualには「分割できない」という意味が含まれていて、

フロイト精神分析の人間の精神を「イド」「エゴ」「スーパーエゴ」と機械的・構造的に分割する考え方を批判して

人間は統合された個人なのだと主張するためのネーミングだったのです。

人間が分裂した存在だって?そんな馬鹿な。意識と無意識が正反対のことをやっているだって?そんな馬鹿な。人間は分割できない相補的な統一された全体だ。 と私たちアドレリアンは主張します。

これを全体論といいます。

当時は画期的な考え方だったのですが、現代では常識になりつつあるかもしれませんね。ほら、ホリスティックっていう考え方ですよ。

その人が何と言おうが、どんなことを意識で考えようが、その人のやった行動そのものがその人のやりたかった行動なのだ。とアドラー心理学では考えるので す。

そして、もしも、意識している考えと無意識的な行動が相反しているならば、それは「その人が相反しているように見えた方が都合がいい。」と判断した(無意 識的な判断かもしれませんが)からだと私たちは解釈するのです。

つまり、「学校には行きたいんだけど、どうしても行けない。」と主張する子どもがいたら、

「ああ、学校には本当は行きたくなくて行かないんだな。でも、そのように率直に表明するとまずいとこの子は判断して、意識では『行きたい』と思うことにし て、無意識的に行けないという症状を出しているのだな。」と解釈するのです。

「行きたいけど、行けない。」というようにその子が感じているのは嘘じゃないでしょう。

しかし、その子全体として下している決断は「学校に行かない!」という決断であり、行かないという行動を選択しているのです。

意識と無意識的働きは、一見矛盾した働きをするように見えても、究極的には、ブレーキ役とアクセル役をしているだけで、最終的な結果に向けて協力して働い ているのです。

その人が何を言っているかとか意識で何を考えているかは重要ではありません。何をしているかが重要なのです。実際の行動こそ、その人が「全体」として下し た決断の結果なのです。

だから、アドラー心理学は精神内の葛藤を認めません。葛藤があるかのごとく感じているだけです。葛藤があると思った方が都合がいいだけだと考えます。

人と人との間には葛藤は生じます。違う人間ですから当然です。しかし、一つの統一体である人間個人の内部には葛藤などありません。というふうにアドラー心 理学では考えます。

これは、世間一般の常識とはかけ離れているので最初は抵抗を示す人がかなりいます。

私もそうでした。でも、長くというか1年くらいアドレリアンをやっていると、「あったりまえじゃん!!心の中に葛藤なんかあるわけないじゃん。」ってこと になってきます。

もちろん、葛藤らしき迷うような感覚を感じることはあります。

その「葛藤のような迷うような感覚」を、私は何らかの目的があって使っているのです。

何のためでしょう?

もしかしたら、気づくかもしれません。

 
 
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